銀行の生命保険料手数料の開示



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銀行ってところはただ預金を集めて貸出をするところではありません。いろんな仲介業もやっています。

不動産の仲介もやっています。投資信託の仲介もやっています。生命保険の仲介もやっています。奇しくも来月は生命保険の月です。今頃生保各社ではお得意様の銀行代理店を呼んで(あるいは支店長を呼んで)接待をしているかも知れませんね。

で、生命保険会社は銀行から契約を紹介され成果が出ると銀行に手数料を払います。一体いくらもらってるんだ?その手数料は非開示だったのですが、金融庁の通達が出たのか、自主的なのかは知りませんが、徐々に生保手数料が開示されています。

ついこの間までよく銀行経由で売れていたのが外貨建ての生命保険や変額保険、一時払終身保険など一括払いの保険。

こういう一時払の生命保険って一時に大きなお金が入るので手数料がいいんですよ。例えば、1000万で外貨建て保険で言えば、6%が普通とされていますが、一括で60万円の手数料が入るわけです。

不動産並みの手数料です!

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銀行にはお金が集まるわけで、でもそのお金には利息がつかないわけで、でも、それを外貨建ての生命保険にすれば60万円の手数料が入るわけで、しかも運用のリスクは銀行から生命保険に移るわけで。

tesuryo

まさに、銀行に来たお金を「チャラチャッチャッチャチャー、右から左へ~♪僕はう・け・な・が・す」だけで手数料が入ってきて、めっちゃボロい商売になっていました。

変額とか外貨建てでは為替リスクがあるので、定額の一時払い終身保険もあったし、そっちなら安心とばかり売った銀行もあるでしょうね。
でも、マイナス金利政策で一時払い終身保険は売り止めになりました。銀行の生保手数料の動きも厳しくなったのかな?生命保険料手数料を開示してきましたね。

銀行が生保からもらう手数料を開示したことにより、今銀行から勧められてる商品は手数料が高いから契約が欲しいんだな!なんて下心を見抜く基準にもなるし。

たまたま、お客様に適切な保険の手数料が高かっただけ、かもしれないけどね。でも、契約者が銀行から勧められる保険商品を選ぶときの一つの基準になるかもしれませんね。

今は銀行も生保手数料で潤っているのは否定できないし、融資(直貸し)も信用調査やら何やらで手間暇かかるしね。手っ取り早く右から左への生保をやめられないのも分かる気がしますが。

実際にあまりにも銀行から生命保険が売れたので、金融庁が手数料収入を出せ!って言ったのかもしれませんけど。

なお、例えば生保が6%の手数料だとしたら似たような商品の投信は2%。当然、3倍もある生保、一生懸命に売るでしょう。銀行も競争、激しいんだもの。

今回の銀行の保険手数料の開示は契約者保護の一環ですよね。契約者が保険加入を決定するのに参考にするための。

でも、実は生保の方は手数料開示していませんの。・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

銀行が手数料を開示してるのに、生保は開示してない。片手落ちのようにも感じますしね。顧客保護の観点から言ってね。双方ともに手数料開示すべき!

どうして生保は手数料開示しないのだろう。保険料の原価があまりにも安すぎることがバレるとやばいのかな?

一番ボロいのが生命保険会社なのかもしれませんね・・・(´∀`*)ウフフ

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