生命保険はほとんどの人が損をする



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生命保険はほとんどの人が損をする運命にあります!

[生命保険のカラクリ] ブログ村キーワード

まあ、ほとんどの人が感じてることですね。

掛ける金額に対してリターンの少ないこと・・・

保険は死亡保障であれば、契約期間内に死ななければ、生き残った人は掛け捨てになります。

わずかに契約期間内に万が一のことがあった人だけに保険金が行きます。

保険会社は、あらかじめ死亡者数を確率で計算しているので、予定通り死亡すれば、これだけの支払いが出ることがわかっています。

そのために健康的にリスクがある人をできるだけ診査で落とし、あるいは掛金を増やすなどして、契約の入り口でお客さんを選別しています。

掛金はあらかじめ予定死亡率を反映させていて、予定死亡率よりも実際の死亡率が低ければ、保険会社が儲けることになります。

だから高めに死亡率を設定しておけば、その分、保険会社の儲けが増えることになりますね。

他にも保険会社は予定事業費や予定利率で儲けを出しています。

これと予定死亡率で、保険会社の三利源と言って儲けの源になります。

予定利率は今回引き下げたため2017年4月2日から、保険料の引き上げがなされましたね。

予定利率っていうのは、保険料をこれだけ運用しますから、これだけあらかじめ割引しますね、って言う約束です。

ですが、このマイナス金利の時代、保険会社でも確実な運用にとっても苦慮しています。

なので、今回金融庁が予定利率の指標となる標準利率を出し、各社予定利率を下げました。

保険料の割引率が予定利率ですから、割引率が下がれば、予定利率が下がる。

割引が下がれば、掛金は上がる↑・・・こういうことですね。

実際にこの4月から、値上げになったのは、年金や学資保険など、主に、貯蓄タイプの生命保険ですが。

 

つまり保険会社は、儲けを出すためにあらゆる企業努力をしているんですよね。

でも、当たり前ですよね、会社なんですから。

もし、儲けなければ・・・契約者が大損します。

なので、みなさんが払う掛金の中には、色んな商品同様に、儲けがしっかり入っているのです。

その儲けを引いた残りで、保険金の支払いをしてさらに保険会社の職員の高い人件費を引いて・・・

それでも儲けが出るようになってる・・・

だから殆どの人が契約期間内に生き延びる定期保険などは、満期が来て掛け捨てになるので・・・殆どの人が損するのです!

 

 

まるで宝くじですね。

宝くじは不特定多数の人が買って、その販売代金の中から、宝くじを運営するところがテラ銭を引いて、その残りで当たりくじを引いたものだけが、そのお金を受け取れます。

宝くじの一等の当選率は1000万分の1です。

1000万人に1人が当たります。

東京の人口が約1300万人、なので東京で1本、当たりくじがでるわけですね。

残りの人は2等以下か、殆どの方が、「損」します。

だから宝くじなんか買わないで、その3000円で美味しいものを食べたほうが有効にお金が使える、という方も少なくありません。

 

若い人が入る保険などは、めったに出ない保険金だけど、でたらでかいところは、宝くじと生命保険、似てませんか?

 

 

例えば若い男性(20歳)ですと月1980円も出せば、2000万円の死亡保障が得られます。

死亡したら約1万倍のお金が受け取れるんですよ!

契約が成立さえすれば、その日に亡くなっても保険金が下ります。

受け取れるのが自分でないのが悲しいですけどね、自分は死んじゃいますからね

上記の例に出した生命保険を販売しているのは楽天生命で、ラブという格安の定期保険ですが、まあ、どこの生命保険会社でも20歳の男性の掛金は安いですよ。

なぜ若い人が掛金が安いのかといいますと・・・亡くなる可能性がとっても少ないからですね。

でも死亡したら支払いはでかい。

 

 

しかし、もし、加入者全員死んじゃったら保険会社は破産します。

ではなんで生命保険会社はこんな商品を出せるのかって言いますと、厚生労働省が統計の手法を使って生命表を5年に1回発表していますが、そのデータを活用して生命保険料をアクチュアリーが作成し、大数の法則で、絶対損しない保険料を頂いているからですね。

なので生命表で死亡率が改善すると、生命保険料の保険料が見直され、保険料が下がる場合があります。

日本では戦後からどんどん長生きしているので、戦後何回か生命保険料が下がりましたね。

2017年4月以降保険料が上がると言われていますが、中には保障性商品は下げるという会社(2018年)もあります。

2017年4月以降の生命保険料が上がるというのは、保険料の予定利率を決める財務省の標準利率が1%から0.25%(史上最低)に下げるので、そのために生命保険の掛金が上がるのです。

標準利率が下がったのは、日銀のマイナス金利政策で、生保が運用している運用先の債券(国債含む)での運用が厳しくなってるからとか言ってますね。

そんなら今年の生命保険会社の決算はさぞ厳しいだろうと思いますが、ところがどっこい、決算がいい会社はいいと思いますよ。

今から決算見るのが楽しみです。

ちなみに昨年の決算はここで見れます⇒http://www4.plala.or.jp/anshin/2016.03_kessan.pdf

大手の生命保険会社の基礎利益を見るとどれも大したもんです。

まあ大きな人数抱えていますからね。

それだけ稼がなきゃいけないというのもわかるんですが、それにしても儲けてるな~って感じです。

中には大手でもやばそうな会社もありそうですね。

保険会社も儲かった分、契約者に返してくれたらいいのにね~。

昔は配当金で返してくれたんですけどね。

今は無配当保険の方が主役になっちゃった・・・(^_^;)

 

 

で、ほとんどの人が損をするお話の続き。

先程の楽天生命の例では20歳の男性で1980円の月掛けの掛金で2000万円の保障が付きます。

成立して一ヶ月で亡くなったら遺族が、掛金の1万倍のお金を生命保険会社からもらうのですが、そのお金の大半は他の契約者のお金から出ています。

生命保険会社の収入で一番大きいのが何と言っても、お客さんの生命保険料ですから。

さて生命保険に入っている方は、成立して一ヶ月で亡くなる方もいれば、更新まで生存してる人もいます。

というか、ほとんどが更新まで生存しています。

なので、更新まで生存している人は、楽天ラブの例で言えば、掛け捨てですから、亡くなった方を除いて生き残ってる方は、みんな損してるはずです。

楽天ラブは掛け捨ての生命保険ですからね~。

掛けたお金は返ってこないんです。

掛け捨てがいやな方は、いつ解約しても損しないタイプの生命保険に入るとよろしいです。

上記の保険は、保障機能は落ちますが、いつ解約しても損しませんし、満期では元本が増えて返ってきます。

 

 

生命保険の掛金は、誰かの役に立つかもしれないし、自分の遺族の役に立つかもしれない、そんな商品なのですね。

この生命保険業界、明治時代からスタートしていますが、助け合いの考え方で脈々と続いているわけです。

ほとんどの人が損をするけど、自分がまさかと時に役立つかも知れないのが生命保険です。

また、もし自分が生き残って掛け捨てになったら、その分は他人の万が一に役立つことになりますね。

言い方を変えると助け合いの制度ともいえますよね。

だから何事もなく無事に満期が来て、よかったよかったε-(´∀`*)ホ

 

 

では生命保険で得するために、どうしたらいい?

一番リターンが大きいのが死亡保険です。

死亡保険の場合、あなたが得をするためには、あなたが死ななくてはならないことになります。

自分が死んで得しますか?・・・(^_^;)

得ではないですよね~

ですから、生命保険は損得の外にある商品と言えるかも知れませんよ。

 

 

もっとも、年金型商品は別ですよ。

個人年金保険は自分でかけて、自分で受け取るものですよね。

今の公的年金制度は自分で払ったものは、今、どんどん老人の年金になってます。

年金受給者は、年金保険料支払者に感謝してほしいものです!

なので、生命保険の商品の中で、個人年金保険のようなものこそ、損得を語りたいものです。

 

 

 

 

 

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